企業経理合理化の目的

企業の目的とは、「存続し、発展すること」です。

そのためには、「利益を獲得し、キャッシュフローを継続的に生み出していくこと」が必要です。

「企業は環境適応業である」と言われるように、環境の変化に対して拙速であると企業の存続が脅かされるリスクがあります。企業にとって、環境変化はチャンスにもなり脅威にもなります。

企業経営者が経営理念を明確にし、将来ビジョンを明確に描き出して従業員と一丸になって経営している会社においては、「チャンス」と「脅威」の区別が見えています。

激変する企業環境において、何がリスクとして把握され、それを企業目的達成のために如何にチャンスとして気付き、取り組んでいくかという戦略思考がますます重要になっています。

このようなリスクの中に企業が置かれていることを認識すると、利益に対する考え方がこれまでとは変わってきます。

高度経済成長時代においては、供給者のパワーが強かったので作れば売上が上がり、利益が出せた良き時代でありました。しかし、高度成長の終焉といわれてからまだ出口が見えないデフレ経済が続いている状況においては、お客様の価値観が多様化しているので、魅力的な付加価値のある商品・サービスを提供し、なおかつ個々のお客様へワンツーワンマーケティングを科学的に遂行してこそ初めて売上が伸びます。

そのために、設備投資や研究開発を推進していくことが重要になりますが、その方向性を間違えると投資資金の回収が出来なくなります。その意味で、企業における設備投資は経営の将来ビジョンを切り開く事業活動でありますが、一方リスクを伴うものです。

従って、顧客の求める商品・サービスの品質(Q:品質、C:コスト、D:納期)をしっかりと把握し、その要求に応える企業体制を組織化し、マネジメント(PDCAサイクルの確実な実行)に成功する企業は、適正利益を計上できます。

このような意味で、「利益とはリスクに対するプレミアムである」と考えることができます。
つまり、ビジョンを明確にすることによって、リスク認識ができるようになり、それをチャンスに変える起業家精神を発揮してマネジメントできた企業がプレミアムとしての利益を獲得できるのです。

次に、上記の経営管理と経理合理化の関係について考えましょう。

経営者は、顧客が求める商品・サービスの提供のために、経営資源である人、物、金、情報を経営組織に最適配分して、顧客へ最大の付加価値を提供する責任がありますが、この時に経理部門へ配分する資源の適正ラインについては、これまであまり関心が無かったケースが多く見られています。
高度成長時代における経理部門の体制が、デフレ時代になってもあまり変わっていない場合があります。経理部門に対する資源配分の目安は、経験則によれば売上総利益の2%以下に押さえることが必要です。

そこで、経理部門のコストをこの2%ルールに従って合理化し、経理の人的資源を付加価値を生む営業部門へ配置転換することが、企業の存続と発展のためには是非必要であるということになります。

これまで述べてきたことがご理解できれば、経営改善への最初の一歩を歩み始めています。
是非、「なりゆき経営」から「計画経営」へと舵を大きく切り替えましょう!

公認会計士 三谷 浩事務所は、経営者が将来において「こうありたい」という夢を現実のものとするための計画的経営を推進するご支援を致します。

是非、お問い合わせ下さい。                     平成21年 8月 4日

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