アウトソーシングの方法、利用例について

会社の競争力を高めるためには、コア業務、生産性の低い業務については、コスト削減を検討するべきです。それには、アウトソーシングの活用が有効です。

 本業と関連の低い業務や間接部門の業務、専門性の求められる業務を外部に委託し、経営資源を中核事業に集中させれば、競争力アップと経営効率のアップが実現可能となります。

 アウトソーシングにより固定費の変動費化が図られ、景気、業績への対応が柔軟になり、会社の経営体質の改善にも寄与します。

1 給与計算の委託
 月々の給与計算や社会保険の計算は、定型的な業務ではありますが、複雑かつ時間も相当かかります。
 しかし、専門性の高い業者に委託することで処理時間が早くなり、結果として自社の社員が行なうより効率化が図られます。

2 管財業務の委託
 業歴が長い会社で本社ビルのほか、工場、倉庫、営業所、社宅、保養所など多数の自社施設を持っている会社がありますが、こうした施設や設備の管理、メンテナンスは人手と手間がかかるものです。 施設管理を行う管財業務は、ビルの大規模補修などの専門知識を持った会社に委託し、社員をコア業務に振り向ければ生産性は向上します。

3 社宅・保養所の管理運営の委託
 社宅や保養所は、不動産価格の低迷により、不良資産化しているケースもあります。また、保有していると管理運営のコストもかかります。 売却せずに管理運営をアウトソーシングすれば管理要員が不用となり、費用が削減できます。

4 清掃・警備の委託
 清掃・警備などは、専門性は高いものの本来業務ではありません。こうした業務は、自社でパートなどの形で直接雇用するよりは、アウトソーシング化を図った方が人件費負担が下がり、コスト削減が実現します。

5 運送業務の委託
 ルートセールスなどは納品や検品に時間がかかり、また燃料費などの負担もあって、生産性の高い業務ではありません。
 営業担当者は営業業務に専念させ、納品などは業者に委託するとコスト削減の実現の他、生産性が高まります。

6 電話業務の委託
 電話営業などでコールセンターを活用する方法があります。
 コールセンターとは、電話回線をコンピュータと連動させ、顧客情報や過去の購買履歴を瞬時に把握し、オペレーターが営業活動を行うものです。
 見込み客や顧客ニーズの発掘を営業要員が行なうのは非効率であり、外部に委託するほうが生産性も高まります。コールセンターは、人件費の安い地域に所在しており、コスト削減にもつながります。

7 販売促進業務の委託
 新製品を販売するときに、大規模な販促活動を行って商品の知名度を上げ、その後の販売につなげるケースが多くあります。
 自社の営業社員のみで販促活動を行うには、人手不足で通常の営業活動がおろそかになり、既存商品の売上に影響を及ぼすことも考えられます。
 このような短期間で集中して営業活動を行う場合には、外部委託する方が人件費負担も削減でき効率的です。



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